スなおなキもち
今のあいつにいってもしょうがねえか…

あいつ鈍感過ぎなんだよな…

こういう事に関しては…

もっと大胆にいくべきか?

そんな事をボーっと考えながら



俺はべっとに直行した。

眠りそうだったそのとき。


ピンポーン


とチャイムがなった

何気なく外へ出てみると

咲月だった

「はーい。ってさつ…」

気付いたら、俺は


―抱きしめられていた


一瞬頭が混乱した。

あ―…もう、もっと好きになるだろうが。馬鹿野郎。

ほんとにこいつは馬鹿だ。

こんなことされたら好きになるだけだろうが阿呆。

俺だって今すぐ抱きしめたいのに

ずるいぜ、お前だけなんて



とりあえず俺は咲月を宥めて

家へ入れた。

俺は今の状況で手いっぱいだったのかもしれない。

すぐ傍に居た苓奈の存在にも気付かないなんて







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