優しいきみが好き

気づいた気持ち

キャンプが終わったからやっぱりキャンプ委員も終わり。




なんか……悲しい。




今まで通り、佐藤と話せなくなっちゃう。




それが悲しかった。寂しかった。



なんでこんなにも悲しいんだろう。




「それ、絶対好きでしょ?」




「そうかぁ…」




「そうかぁ…じゃないよ!自覚ないの?」




「……ある。ちょっと確かめたかったの。この感情が恋なのか。」



「じゃあ聞くけど、高山先輩と同じ感情なの?」




「ううん。でも…気になる。」




私…佐藤のことすごい気になるんだ。もっと佐藤のこと知りたい。もっと佐藤と話してたい。




「うん。それは確実に好きだね。」




美佳は確信を持ったようにうんうんと頷きながら言った。
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