優しいきみが好き
高校1年の5月。俺はキャンプの委員になってしまった。寝てたからなぁ。




すごいだるい。




もう1人の委員は同じ中学だった吉野。吉野も俺同様、HRで寝てたらしい。




吉野とはまだしゃべったことがない。




今日、キャンプ委員のミーティングあるし、話しかけてみよう。




ミーティングが終わったぐらいに俺は吉野に話しかけてみた。話題は、クラスで決めてこいと言われた行事の話。




「ねぇ、このこといつクラスの人たちに言う?」




吉野はすごいびっくりしてた。俺がよっぽど話さない人かと思ってたらしい。




ってか、顔に出すぎだろ。びっくりしてるの一発でわかるから。




こいつ…おもしれ。




「明後日HRあるし、そのときでいいんじゃない?」



吉野は答えた。




「だね。わかった。」




俺はそういい、部活へと急いだ。
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