馬鹿なアイツが大好き
希美を追っていたら
前から赤髪が……
「あっ…」
赤髪が私を少し怖い
目つきでにらんできた。
「えっ……そっ…
そんなにらまなくても
いいじゃん!!?」
私は赤髪と普通に
話せるようになった!?…
「お前さッ−…」
「なッ…何?」
「クラス何組だよ?」
はぁ?
にらんできたと
思ったら…何こいつ!?…
「…5組だけど?」
赤髪の言葉に
私はいつも驚かされる。
こいつ本当は…!!
「ふ−ん…」
無言のまま1分が
過ぎた…。
なんか気まずい…!!
「私行かないと
行けないから…行くよ?」
私がそう言うと
赤髪は私を通りこして
行った。
「何ッ?アイツ!!
ほんま意味分かんない。」
私は赤髪の背中を
見ながら言った。