馬鹿なアイツが大好き
*アイツの過去*
−次の日−
私は学校に行きたく
なくて1人公園にいた。
ブランコに座り
ながら赤髪の事を
考えていた。
何でいつも…
赤髪の事考えて
しまうんだろう?…
私はいまだに
その答えが分からない
ままだった。
すると…!!
「よっ−…!!!」
「!!!?赤髪ッ−!!!」
前にいたのは
赤髪だった。
「なっ…何で
ここにいるのッ??
ってか…学校は?」
「……お前さッ−…
何で俺の事赤髪って
呼ぶんだ…ッ?」
ちょっと…
私が質問してるのに!!
「だって…赤い髪
だからッ−…」
私は少し下を
向きながら話した。
「……前さッ−…
瑞樹って呼べって…
言ったよなッ?」
赤髪は少し低い声で
私に話してきた。
「……ッ−…そうだけど
やっぱり赤髪は赤髪
だからッ−…!!」
「ちっ……
じゃ…それで
いいッ−…」
何だか怒っている
ようにも見えたけど…
悲しい顔をしてる
ように私は感じた。
「…あのさッ−
何で赤髪は不良なの??…」
「お前には
関係ねぇ−よっ…
ってか聞かねぇ−方が
いいと思う。」
赤髪の態度が
昨日とまるで違う。
やっぱりこいつは
本当はいいやつなんだ
と私は確信した。