馬鹿なアイツが大好き



その時…



パリン−…



試験官が割れた。



「赤髪!!?大丈夫!!」


私は赤髪に
駆け寄った。


試験官はまわりに
飛び散っていた。


「あぁ−!!
びっくりした…!!」


「こんな事してッ−…
先生になんて言うのさ?」


「誰が言うかよ!!?
あんなやつらに言う
訳ねぇ−じゃん!!?」


「えっ−!?
ってかまず片付けなきゃ」


そう言って
私は飛び散った試験官の
破片を拾おうとした。



「痛ッ−…」


破片が私の指に
突き刺さる…。


「真奈美ッ!!?
お前もそーとう馬鹿
だな!!貸してみろッ…」


そう言って
私の手を掴んだ。



ちょっと…
何する気…!!?



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