馬鹿なアイツが大好き
*赤髪が黒髪に?*
それから
月日は流れた。
1月…
「寒ッ−…!!
こんな日に学校とか
まぢありえない…」
「本当ッ−雪も降ってる
しッ−…あぁ−!!
カバン濡れてるしッ−!!」
この日は
3学期に入っての
始めての学校。
今まで休みだったから
私の体はなまっていた。
チリンチリン!!
後ろから自転車の
ベルの音が聞こえた。
「よっ−!!真奈美ッ…
学校で待ってるからなッ
早く来いよ??」
そう言って自転車を
こいで行く赤髪。
「真奈美はいいなッ−
黒瀧君がいてさッ!!」
「えっ…赤髪は
ただの“友達”だよ!!」
「そっか−
まぁ私には彼氏に
見えるけどねっ−。」
彼氏ッ!!!?
た…確かに
毎日一緒にいるけど
彼氏何てありえない!!
なぜか…
私の顔はみるみるうちに
赤くなっていった。