馬鹿なアイツが大好き



学校に着いて
私は赤髪の元へと
急いだ。


「赤髪ッ−!!」


私は大きい声を
出して赤髪を呼んだ。


「よっ−!!
こっちこっち!!」


赤髪はそう言って
手を振っていた。


赤髪の横に私は
座った。


「待った?」


「全然ッ−!!」


赤髪は赤い髪を
触りながらニヤニヤ。


「ねぇ−!!
今日はどーしたの?」


「実はさッ−…
その…えっ−と…」


今までに見た事のない
赤髪の姿…。
どうしたの?
赤髪ッ??…


「やっぱいいやッ−…」


「何それ?
はっきり言ってよ!!?」


「だからいいって…」


「気になるじゃん!!?」


「…そのうち言うから…
それまで待ってて…?」


赤髪の腕が私を
包んだ。
………………………。
赤髪ッ…私待ってるよ?
何でだろ?
いつまでも待っていたい。


「うんッ…
待ってる……」


「ありがとうッ…
ぜってぇ−言うから…」


赤髪が私を暖かく
包んでくれた。


……好き……


今……好きって
思った??
私赤髪の事…好きに
なっちゃったの?



あの心臓が
痛くなったのは
恋だったんだね…。
赤髪はいろんな事
私に教えてくれる。
本当ありがとうッ…



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