馬鹿なアイツが大好き



赤髪のやつは私の顔を
のぞきこんだ。


「えっ−…何ですか?」


「別に…」



赤髪はそう言うと
すっと立ち上がり
歩いてどっかに行って
しまった。



私の胸は
ドキドキだった。




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