馬鹿なアイツが大好き
「真奈美ッ−…」
赤髪は小さく私の
名前を呼んだ…。
「赤髪ッ…??」
一瞬赤髪の顔が
優しい顔に変わった。
…すると…
私を自分の方へ
引き寄せた。
そして抱きしめて
くれたッ…
みるみる顔が
赤くなって行くのが
分かるッ−…
顔熱いッッッ−!!!!
赤髪の温もりが
私に伝わってくる…。
私はそっと赤髪の方
へと目線をやった。
赤髪の顔は真っ赤!!!
こんな赤髪始めて
見たよッ−…
私の思い…届いたかな!!?
「……俺は……
不良を…まだ止めない。」
……私の思いは届いて
……なかった………
不良は止めてくれ
なかった……
だけど…今ッ…まだ
って言った!!!?
もしかして
いつかは止めて
くれるの!!!?
「いつかは…
止めてくれるの…??」
「……おぅ………」
赤髪の声を聞き私は
安心した。
ありがとうッ−…赤髪…
「……じゃ…
明日から…少しずつ
変わってやるよ…
お前を…失いたく
ないから……なッ−。」
赤髪…
そんな事言わないで…
恥ずかしいよ…