馬鹿なアイツが大好き



さっきは私が
引っ張ってもらって
たのに今度は私が
引っ張ってるよッ−!!




−教室−



まだ教室には
誰も来ていなくて
静かで話やすかった。


「でッ−!?いつから 
好きな訳ッ−?」



「…多分…数学の時間
黒瀧が来た時あった
でしょう…?あの日から
気になってた…。」


あの日って…
だいぶ前じゃん!!?
私が好きになった時と
ほとんど同じだよね?…



「結構前じゃん!!
何で早く言って
くれなかったの?」



「…好きなんか
よく分からんかったから」


「確かにそうゆう時
あるよねッ−…
喋った事はあるの??」


「ないよ…私は
真奈美みたいな出会いは
なかったからねっ−…」


私はこないだまで…
恋がなんなのか…
知らなかった。
その恋を思って応援
してくれた梨華を
今度は応援してあげたい。


「よ−しッ!!
じゃ今度は私が梨華
の事応援するッ−。
だから何でも言って−!!」



「…ありがとうッ−!!
真奈美…」


梨華は嬉しそうに
笑っていた。






今日の帰りにでも
赤髪とかにあったら
大丈夫だよね?…



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