馬鹿なアイツが大好き
見物をしていると…
「お兄ちゃんッ−!!!
お帰りッ−。」
ドアが急に開いて
びっくりした私。
よく見ると2人同じ顔。
もしかして…双子!!!?
しかもまだ小さい…。
「陵(リョウ)健(タケル)…!!」
赤髪もびっくりして
いた。
「赤髪の弟??」
「そっ−双子の弟。
後姉貴が1人兄貴が1人。」
えっ−!!!
って事は5人兄弟なの!!?
どんだけッ−…多いねん!!
「お兄ちゃんッ−
この人誰ッ??」
陵が私の方を指さして
きた。
「俺の…彼女ッ−!!」
はぁッ−!!!!!!?
まだあんたの彼女でも
何でもないんですけど?
「彼女って−
大きくなったら
お兄ちゃんと“結婚”
するんやろう!!」
けけけけけッ−結婚!!!!
する訳ないじゃん!!
ってかまだ付き合って
ないしッ−…
私は下を向いていた。
「そのうちだなッ−!!」
えっ−!!!
勝手に決めないでよ??
しかもこんな
小さい子にこんな事
教えていい訳ッ−???
私は何もいえないまま
赤髪を見ていた。