馬鹿なアイツが大好き
赤髪は私の方を
見て確認をした。
「もぉ−向こう行って
ろよッ−!!後で遊んで
やるから。」
「はーい。」
陵が可愛い返事を
する。その笑う顔は
赤髪に似ている。
ッ−…
似すぎだしッ−!!!
「えっ−!!
嫌だ!!今遊びたい。」
健の方は少し
赤髪を睨んでいた。
その顔…
私を睨んでる時の赤髪に
そっくり…。
やっぱり兄弟は
似るんだね…。
私はそんな事を
思っていた。
ってか…
私…大事な事…
忘れてるようなッ−…
気が……………。
「あっ−!!!!」
思わず声が出てしまった。
「なッ−…何だよ!!!?
いきなりでけぇ−声
出してよッ??」
「大事な事思いだした!!」
「大事な事??」
そう大事な事…。
でもこの2人(陵、健)が
いると話にくいな…。
「何だよ?
大事な事って!!?」
「えっ−…
あの…今はちょっと
言いにくいかも…。」
私は陵と健の方を
軽く見てみた。
赤髪はそれに築き…
「お前ら早く出てけッ−!!」
「分かったよ。
出て行けばいい
んでしょうだッ??」
そう言うと
陵と健は部屋から
出て行った。