馬鹿なアイツが大好き
私は外に出ると
走り出した。
どこに行けば颯太に
会えるなんて
分からないのに…
私は走っていた。
気が付けば
目の前には私が前に
赤髪達に連れて
来られた住みかの前に
立っていた。
ここなら会える気がした。
中に入るとそこには
颯太達がたまっていた。
「ちょっと…颯太!!!!?
話があるんだけど?」
私がいきなり
ドアを開けるから
みんなびっくりして
いる様子だった。
「一体何ッ−?…」
颯太の声はかなり
低く怖かった。
もぉ−どうして
みんなこんなに怖いの。
不良って怖い
イメージを与えたく
なるもんなんかな?
私はそう思った。
「ちょっと…」
私はそう言うと
颯太を引っ張り出した。
住みかから
結構離れた所で
私は止まった。
「何の用ッ−?」
住みかから離れると
颯太の声は普通の声に
戻っていた。
「あんさッ−…
梨華って知ってる?」
私いきなりすぎる!?
颯太…ちょっと
引いてるぽいんですけど!?
「知らないけど…」
「その子に颯太の
アド教えてあげてよ?」
「へッ…!!?いきなり
何ッ−…知らないやつに
アド教えるんかよ?」