馬鹿なアイツが大好き


梨華はもらった
瞬間ニヤニヤ。


「sota.1-a@△○△○△
って書いたるッ−!!」


梨華は颯太のアドを
読み上げた。
別に言わなくていいし!!笑

嬉しそうに携帯を
見る梨華を見て私も
思わず嬉しくなる。



私はいい事をした
気分になった。



…………………………



「ねぇ−??
颯太アド私に渡しても
いいって言ってたの?」


……えっ−…
そんな事聞くのッ??…
って当たり前だよね!!…
どうしよう?…
でもここで本当の事
言ったら…梨華何て
言うだろッ−…。



そんな事を思うと
本当の事が言えなく
なってしまった。


「あッ…当たり前じゃん!!」


「本当にッ−!!?
今一瞬…間が空いたから
駄目だったのかと
思ったじゃ−ん!!!」


「えっ…そっそんな事
ないじゃん…!!」


私の顔は軽く引きつる。
だって本当の事じゃ…
ないから…。



この時…本当の事
言ってたらよかったのに
私…何で嘘言ったんだろ??


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