馬鹿なアイツが大好き


飛び出しちゃった…。
だって耐えきれないよ。


嘘ついて傷つくのは
私じゃない…梨華なん
だよッ…。私何してるの?


涙が溢れてきて
しまった。


「私の…馬鹿ッ…」


泣いてあるいてると
前から赤髪が…。


「…赤髪…」


泣きながら私は
赤髪を呼んだ。


赤髪は私に築くと
走ってきてくれた。


「お前…何泣いてんの?」


赤髪は何があった
のか分かってる様子
だった…。


わかってるくせに…。


私は気がついたら
赤髪に抱きついていた。


「私…梨華にひどい事
しちゃったよッ…」


「だから言ったろ!!?
颯太はお前が思ってる
より優しくない…
親友の俺には優しいけど
なッ−…あいつにも…
昔大変な事があったから
こんなふうになっちまった」


そういいながら
私の髪を優しく
撫でてくれた。


昔…??颯太にも
何かあったの!!?


「…何があったの…」


聞いていいのかな?
だけど知りたい…。


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