馬鹿なアイツが大好き
私は急いで
学校の屋上に向かった。
屋上の扉を開くと
梨華がこっちを見ている。
「…梨華…」
私が近づこうとしたら
「来ないでよ!!!?」
泣きながら私に
そう言う梨華。
ごめん…ごめん…
梨華……私のせいだよね?
「真奈美…
颯太…私にアド教える
気なんてなかったじゃん
…何で嘘ついたの?」
「梨華…
ごめん…本当にごめん。
私梨華に喜んで
もらいたくて……。
梨華の喜ぶ顔が見たくて」
私の目から涙が
溢れだす。
「何それッ…?
そんなの嬉しくないよ!?
私がどれだけ傷ついたと
思ってるの…。」
梨華も涙を見せる。
「…ごめん…梨華」
私は誤る事しか
できなくなっていた。
そこに赤髪が到着した。
「おぃ!!梨華とか言う
やつ…自殺しよと
してんじゃ−ねぇ−よな?」
ちょっと!!
赤髪何言っての?
「黒瀧!!!?
…あんたには関係
ないよ…。」
「関係あるッ−!!!
お前はこいつ…ぃや…
真奈美の大切なダチ
何だぜ!!?お前の為に
颯太のアドゲットして
お前に渡そうとしてただ
そんな優しいダチの前
で死ぬなんてよくねぇ−!!」
赤髪…