馬鹿なアイツが大好き
「嫌だ…。
私は梨華と一緒に
いたいの??」
「真奈美ッ−…」
梨華は少し笑った。
梨華の力抜けていくのが
分かった…。
…ッ−重い…
このままじゃ梨華が
落ちる!!
「おぃ!!引き上げんぞ!?」
赤髪が私に言った。
「うん。」
………………………
何とか梨華を
引き上げられた。
本当によかったッ…
「……真奈美の力
凄いね?おかげで私
助かっちゃった…。」
梨華は引き上げられた
後私にそう呟いた。
「梨華…ごめんね…」
「うんん…私こそ
変な事してごめんね?」
「うんん…もとはと
言えば私のせいだし…」
「助けてくれて
ありがとうッ…真奈美
…後…黒瀧」
「後って…俺は
ついでかよ!!?」
赤髪がそう言うと
自然に笑みになる。
これで何もかも
うまくいったと思った私。
だけど…
本当に梨華と別れない
と行けなくなるなんて…
思ってなかったよッ…