馬鹿なアイツが大好き



赤髪はホウキを
持ってゴミを集めて
行く…。


赤髪は掃除に
慣れているのか
分からないが…
ホウキの使い方が
凄く上手い。


「赤髪って…
ホウキやるの上手いね。」


「赤髪!!!!?…」 


やばッ!!今私…
赤髪のやつを赤髪って
呼んだ!!?
絶対…怒られるよね…?
怒られるどころか私…
殴られるんじゃッ…?



「俺黒瀧瑞樹(クロタキミズキ)
って言うんだけど?…」


以外にも赤髪は
自分の名を名乗ってきた。


「黒瀧瑞樹…?」



なんかカッコいい
名前なんですけど−!!



「うんッ…お前は?」


「えっ…私…?
私は三浦真奈美…」


「真奈美…?」


赤髪は私の名前を
囁いた。
ってかいきなり名前
ですか!??


「はい…そうですが?」


「俺瑞樹やし…
名前で呼べやッ…」


「えっ…うんッ…」


そう言うと
赤髪はホウキを
投げ捨てて階段を
下りて行った。


「ちょっと…!!
良い奴って思った私が
馬鹿みたい。」



私はそう言って
掃除の続きをやり始めた。


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