馬鹿なアイツが大好き
*さよなら…*
私は帰りに赤髪の家に
よる事にした。
赤髪の家に着くと
心臓がドキドキした。
赤髪…何してるのかな?
そう思いながら
ベルを鳴らそうとした時
「あ!真奈美」
振り向くと健が立って
いた。
「健っ…ねえ赤髪いる?」
「もしかして…
何も聞いてないの??」
私は嫌な予感がした。
その後の言葉が聞きたい
だけど聞きたくない。
「瑞樹お兄ちゃん…
空港に行ったよ」
私の嫌な予感は的中した。
も…どうして赤髪は
いつも勝手な事するの!?
自然涙がこぼれ落ちる。
それを見た健は
「泣くなって!!
今からだったら間に合う
かもしれないよ?」
でも私には何も出来ない。
ここから走っても
1時間はかかりそう…