†声優アイドルの男子高校生†【3】
美奈子が、ゆっくり



話し始めた。




「翔ちゃん、才能あること。

わかってほしかったの。

今なら、翔ちゃんをこの世界に引っ張り上げられるって・・・・・・

翔ちゃんになりきろうって思ったけど・・・・・・
美奈子・・・・・・やっぱり、美奈子でいたい」




涙をためた目で、
俺を見ながら美奈子は言った。




どっき、ん。




あれ?




どきどきしてきた?



俺自身が目の前にいるのは、変わらないのに?




涙目になってみあげる俺が・・・・・・


美奈子が

いや俺が?




あー、わけわかんねー




けど、色っぽく・・・・・・




思える。






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