†声優アイドルの男子高校生†【3】
俺たちは、少し

あわただしく

ホテルを後にした。



大森さんの運転する

黒い車に乗り込んだ。


後ろに並んで座る俺たち。




これから、アニメに声をいれるためのスタジオにむかう。




「この役なら、翔ちゃん。大丈夫よ。出来る」





美奈子は、自信あり気に言った。




「どう・・・・・・大丈夫なわけだ?」





俺は、ひきつりながら返した。





「今回、美奈子ちゃん
 初めての男役なのよねー。
 そう、ほんとうね〜。
まさに、今、ぴったりじゃない?」




早口で、ペラペラと大森さんが言った。



え?




なにが、どうだって?





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