†声優アイドルの男子高校生†【3】
「だって、美奈子のこと、いっつも応援してくれるじゃない」
美奈子はぎゅっと、どこかちがう場所に目線をそらしながら言った。
「それって、声優が好きだから・・・・・・
認めてくれてるって思ってたよ。
だけど、翔ちゃん。
もしかして、応援してくれてたけど・・・・・・
声優って職業に不安を持ってるんじゃないかって・・・・・・」
「だからって、なんで・・・・・・」
俺がなにか言う前に、美奈子がわって入る。
普段、仕事のこと以外
ぽやんとした美奈子。
あぁ
その声優が関わってるから熱くなってんのか?
だからって、俺に押しつけるのはちがうんじゃねぇの?
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