†声優アイドルの男子高校生†【3】
これ以上、ややこしくしてたまるかよ!



逃げるように、自転車に乗り


美奈子が気まずそうに後ろに座る。



遠慮がちに、俺の腰辺りをつかむ手が行きとはちがう。



あぁ、なにやってんだか・・・・・・



これじゃあ、せっかくの仲直りがまた


逆戻り




「しっかりつかまれよ」




俺は形式的に言うと、坂道を一気にくだった。





_
< 138 / 282 >

この作品をシェア

pagetop