†声優アイドルの男子高校生†【３】

行きは、大変だったが、帰りはあっという間についた。



美奈子はゆっくりと自転車から降りた。


目をふせぎみな美奈子は･･････



俺と目を合わさないようにしていた。



俺は、それすら知らないふり



自転車を元の場所にもどす。




「じゃあ、いちお、美奈子の家に帰るな。なんかあったら、すぐに連絡」



俺は、できるだけ


何事もなかったように美奈子に言った。



うつむいて唇をぎゅうっと閉じたままの美奈子。



ほんとの美奈子の姿が重なった。





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