†声優アイドルの男子高校生†【3】
†思惑†
「ふん。
ねぇ翔〜、教室、つれてって?」
ふんって、俺にかよ・・・・・・
俺たち三人は歩き出した。
まあさは、また美奈子の腕にしがみつこうとする。
美奈子はさっと、俺を真ん中に押しやるが、そのたびにまあさに足をふまれる。
いてぇーけど、相手は女子だし・・・・・・
俺はぐっと、こらえた。
懲りずに、まあさは俺を邪魔そうにしながら美奈子にかけよる。
腕をつかまれないように、美奈子は手をあげわざとらしく、頭をかいたりしている。
まあさは、一瞬腕を組むのをあきらめたかと思ったが、甘かった。
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