†声優アイドルの男子高校生†【3】
たくさんの視線を感じて後ろを振り向けば。



女子たちがみんな。


口ぱくで、イケイケ!



と、にらんでる気がする。




指差して、追いかけろとジェスチャーするやつもいるし。




しばらく、俺が見ているとしびれを切らして声を出した。



「早く! 永沢君を取り戻して! もう! 永沢君ったら、なんであんな子と一緒に行ったのよ。何にも言わないでさ」




こっちに話しかけたと思えば。



女子たちで、俺自身の悪口を言い始めた。



俺の評判。



最悪なんだけど。





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