†声優アイドルの男子高校生†【3】
しんとした教室から、質問がかえってくる。
「二人を見なかった?」
「二人って、あの子と永沢くん?」
俺は、小刻みにすばやくうなずいた。
「なに、いなくなったの?」
他のクラスメートも聞きあってくれているが、知らない様子だった。
俺は、さっとその場を後にした。
美奈子、どこなんだよっ。
無意識に、最後に一緒に入ろうとした進路指導室に行く。
いない。
ハッとようやく。
思い出したように、俺は携帯を手にした。
スカートのポケットに入れてたんだ。
俺、焦ってんな。
落ち着け、
美奈子に電話をかけなると、すぐに通話中になった。
「美奈子、今どこにいる?!」
_
「二人を見なかった?」
「二人って、あの子と永沢くん?」
俺は、小刻みにすばやくうなずいた。
「なに、いなくなったの?」
他のクラスメートも聞きあってくれているが、知らない様子だった。
俺は、さっとその場を後にした。
美奈子、どこなんだよっ。
無意識に、最後に一緒に入ろうとした進路指導室に行く。
いない。
ハッとようやく。
思い出したように、俺は携帯を手にした。
スカートのポケットに入れてたんだ。
俺、焦ってんな。
落ち着け、
美奈子に電話をかけなると、すぐに通話中になった。
「美奈子、今どこにいる?!」
_