†声優アイドルの男子高校生†【3】

「取られた」




美奈子が指差す。




そこにはまあさ。




まだ、まあさは俺たちと中にいた。





「わかった。取り返すから」




くしゃっと、自分の柔らかい黒い髪をなでてやる。




美奈子だと思うだけで、なでる手にも特別なものになる。




なんだか、不思議な感じだった。






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