†声優アイドルの男子高校生†【3】
「これで、仕事をとりやすくしてあげるから、春休みまでなんて言ってられないわ。雲隠れ中に、元に戻りなさいな!」
大森さんは、やけにはりきる。
簡単に言うが、気迫がこぇー・・・・・・
「美奈子はともかく、翔ちゃんまで、注目されちゃわない?」
美奈子がなにげに聞けば、大森さんは人差し指を口に当て、歯を思いっきり見せながら
「シイー!」
「おい・・・・・・」
俺が抗議しようとしたのをさえぎり
「こうしちゃいられない! 行ってくるわ! 二人のご両親と学校に事務所! やることは、たくさんよぉ!」
うふふふーと言いながら、大森さんは唖然とする俺たちを置いてさっさと出かけていった。
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