†声優アイドルの男子高校生†【3】
美奈子は後ろから、俺をそっと抱きしめる。


その腕に、俺は手を乗せ



「キスは、俺からしたいんだけど?」



いいか、と美奈子の固い腕の中で聞いた。



どくんと心臓がはね、緊張しているのを美奈子に気づかれたくなかったし。



やっぱり、俺は俺。


美奈子の彼氏としてありたかった。



「うん」




美奈子の素直な返事。


それだけで、びくんと跳ねる美奈子の身体は敏感すぎる。





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