†声優アイドルの男子高校生†【3】
「なんだよ?」
俺は少し、ぼぅっとしながら答える。
「戻ってない」
「あぁ」
美奈子の言葉に、たんたんと俺は返事をした。
俺たち。
身体のつながりをもっても、関係なかった。
このまま
戻れていない。
もし・・・・・・
このまま
二度と戻れなかったら・・・・・・
頭によぎった
想像のたやすくないイメージ
一瞬、ひやっとして
すぐに落ち着く。
もう、何となる。
もう、大丈夫。
そんな気がしていた。
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