†声優アイドルの男子高校生†【3】
まだ一介の高校生の俺たちに、丁寧に頭をさげるオーナー。



「ありがとうございます。閉店してから、また来たいなんて、我が儘を聞いてくれて」



俺たちも頭をさげた。



オーナーはただ

にこにこしていた。


この場所を気に入った俺たちが嬉しいとでも言うかのように。



オーナーは、去年と同じように、中に案内し二人きりの時間をくれた。




「ようやく、ここに来れたな」





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