†声優アイドルの男子高校生†【3】

「うん」



俺たちはゆっくり


手をつなぎながら、十字架の前に立った。



燭台のロウソクの火が、ゆらりと揺れる度。



俺たちはぎゅっと


手を握りなおした。



「俺は、この気持ちのままに、これからも美奈子が好きだ」



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