†声優アイドルの男子高校生†【3】

どれだけ形が変わっても


俺たちの立場が、今と同じじゃなくなっても



この気持ちさえあれば



それだけでいい。




今は、願いから抱き合うんじゃなく



証を印すような



あの時と少しちがうたしかな気持ちがこもっている。



お互いの身体に散った赤い跡を見ながら、あふれてくる気持ちを出せる。



ここでは、お互いだけ



お互いの気持ちだけを感じて・・・・・・




時計は、12時を過ぎた。



俺たちは祈るように、目を開けた。





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