†声優アイドルの男子高校生†【3】
「美奈子は、あっちよ?」
朝の野太く
いっそう低い感じの俺の声――
さらに、さめた
言い方は冷たさを感じさせた。
「そうだけどっ。
シロートには、任せられないわよ?
美奈子は、主役なのよ」
大森さんが、困ったとばかり
少し、真剣な男の顔をした・・・・・・
元から、男の顔だが、動作が女っぽい
握りこぶしを軽く
おでこにあてながらぼやいている。
俺は、横からぼーっとしながらベッドに座って二人を見ていた。
だって、まさか
本格的な仕事まで、
俺が代わりに、できるわけないし。
「・・・・・・だって」
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