†声優アイドルの男子高校生†【3】

「美奈子は、あっちよ?」




朝の野太く

いっそう低い感じの俺の声――



さらに、さめた
言い方は冷たさを感じさせた。




「そうだけどっ。

シロートには、任せられないわよ?

美奈子は、主役なのよ」




大森さんが、困ったとばかり


少し、真剣な男の顔をした・・・・・・


元から、男の顔だが、動作が女っぽい


握りこぶしを軽く

おでこにあてながらぼやいている。




俺は、横からぼーっとしながらベッドに座って二人を見ていた。




だって、まさか




本格的な仕事まで、
俺が代わりに、できるわけないし。





「・・・・・・だって」








_
< 5 / 282 >

この作品をシェア

pagetop