†声優アイドルの男子高校生†【3】
「いったぁい!!
ひっどぉー!
今、見たでしょ? 翔くんの彼女、力つよぉーい!」
俺にぶつかってきた時の力にくらべたら、なんでもないほど・・・・・・
ああ
あからさまなやつだ。やっぱり・・・・・・
「悪いんだけど、携帯は教えられない」
俺は落ち着いて答えた。
仕事ぶりをみて、嫌がらせをされたとしたなら・・・・・
その通り
俺の出来は、当たり前に美奈子よりおとる。
それを見ての
こいつの態度に、俺はあまり、腹が立たなかった。
ただ、ここまでのあからさまなやつは初めてで、呆れた感じの顔をしてるとおもう。
それが、余計に気に入らないのか
まあさは、俺だけに聞こえるように舌打ちして立ち去った。
また、俺にぶつかっていきながら
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