†声優アイドルの男子高校生†【3】

「着いたわよ?」




すっかり、カヤの外になっていた大森さんが言った。




俺の家だ。




だけど、美奈子が
当然のように車から降りた。




そして、俺の座っている方まで、

外から回り込んで窓をコンコンとたたいた。




俺は、車の窓をあけた。




美奈子は、スーツのポケットに片手をつっこみ



いつも俺がしていたような


立ち方をしたかと思うと


窓の所に顔を寄せ

言った。





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