†声優アイドルの男子高校生†【3】
「うーん?
仮契約ってとこね。
安心しなさい。
美奈子ちゃんみたいに、本格的に忙しくはならないわよ。 今はね!」
今はって?
安心って・・・・・・
できるかー!!
止められないとか
言ってられるか?!
無理でも、つれて帰る!
俺の身体は、俺のもの。
美奈子の身体は、美奈子の。
だから、こうして
仕事にむかってるってーのに!
なに、美奈子
好き勝手・・・・・・!
「美奈子の所に、
行かせてください!!」
俺は、本気で言った。
「それは、むっりー。だってお仕事、たくさんよぉ。
ドラマCDに、雑誌の取材。
あ、歌の収録は、延期してもらったわ。
翔くんたら、あまり上手くないもの〜ふふふ」
思い出し笑いでもするように、
大森さんは笑って
ばっさり、断った。
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