身体とお金〜Last Love〜
出会い
私は今、とある駅にいる
手には携帯…
ある人と今日この場所で待ち合わせをしてる
なぜ?と言われたら

この数時間前
「今から会える方いませんか?私は20代の女です体型はぽっちゃり。それでも良いって方いたらお返事下さい」

ある出会い系サイトにこんな書き込みをした。
色んな人から書き込みがあった
「良いよ。遊んであげる」
「いくら?でも条件のんでくれたら希望よりはあげるよ」
など色んなメールがきた
私はどれにも返信する気持ちにもなれず、時間だけが過ぎていった

「こんにちわ。もう相手決まっちゃいましたか?もしまだなら自分と会いませんか?」

私はなぜか、この書き込みに惹かれ…

「こんにちわ。それがまだ全然見つからなくて…(:_;)」

「そうなんですね!良かった。会いませんか?自分が迎えに行きますから」

「いいですよ!!今から家出ますので…連絡先を教えてくれますか?」

この時の私はやけに積極的で、なぜかワクワクしていた。今までこんな事一度もなかったのに…
お金さえくれればいいだけなのに…
そう…お金さえ…

そう思いながらも待ち合わせの駅に行き、彼に連絡をした。

私の前を何人、いや何百人が通りすぎたのだろう
皆知らない人ばかり…
でもこの人達は、今から私がしようとしてる事を知らない
当たり前の事だ
私の耳には、回りの雑音足音、ホームの発着、そしてさまざまな人達の笑い声、話声…
きっと中に私の事言ってる人間もいるだろう

そんな思いと雑音消すかの様に携帯が鳴り響いた
一瞬皆、私を見たがまたいつもの風景に戻った。

「今着いたよ。青い車」

「分かりました。今から行きます」

駄目なら顔を見て帰れば良い。そんな事何回もしてきた。簡単な事だ

でもその時の私はやっぱり何かが違っていた。
青い車を見つけ

「こんにちわ」
「さぁ乗って」

この彼との出会いが私を変え
私が彼を変え
すべてが変わって行く事を…
あんな事になる事も思ってもみなかった
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