身体とお金〜Last Love〜

流れる血

電話もメールもしないで一週間がたった…

相変わらずメールだけがくる。本当は返事を返したい…声も聞きたい

彼はどう思っているんだろう。
私の声聞きたい？
私とメールしたい？

でもきっと届かないんだろう…声も気持ちも

彼を傷付けてしまった自分…
もう彼には会えないかもしれない…
でも会いたいの…
そんな事を思った。

「♪♪♪♪♪♪♪」

メールがきた。

「クリスマスいつもの所で待ってるから…ずっと来るまで待ってるから…」

彼からのメールだった。返事をしたい…でも出来ないの…

なんか分からなくなってきた。
彼の気持ちも
自分の気持ちも

どうしたいの？
側にいたい
ならいればいいじゃん
でも出来ないの
なんで？
私達はお金と身体だけの関係だから

そんな事を心の中で繰り返し繰り返し言っていた

もう分からない…
大好きなのに…嫌いじゃないのに
なんでなんで離れなきゃいけないの？
自分がいけないんだよね
関係が崩れる事
気持ちを持ったから

私がいけないんだよ
ごめんね…

「はぁ〜」

ため息をついた。
なんで…
もう他に言葉が出てこない…

ポッカリ穴が開いた…