身体とお金〜Last Love〜

頭がグルグル
気持ち悪い…
吐きたいけどはけない…

最近食欲なかったっけ
食べ物の匂いを嗅ぐと気持ち悪くなったっけ…

「う…ぅ…」
「目覚めた？びっくりしたよ！！どこか分かる？」

また病院にきたんだ…
腕には点滴があった。

でも彼の顔を見たら笑っていた。前とは違う顔
どうしたのだろう…
不思議…

「倒れて顔が真っ青だったから病院に連れてきた
ごめん…」
「気にしないで！ありがとう」

すると部屋に誰かが入ってきた。

「目が覚めましたね！！ちゃんとご飯食べて栄養とらないといけないよ！それに無茶したら駄目」
「！！！！！！」
「それって…」
「はい！！おめでとうございます」

やっぱり…
赤ちゃんが出来た
彼との子供…
私の手は子宮に触れていた。
赤ちゃん…彼との
なんか複雑だった。
本当は嬉しいはずなのになんか心から喜べなかった