2人の彼の愛し方
「おいしそー、迷うなぁ~」
私は、ケーキの入っているショーケースとにらめっこ。
後ろで璃紅が、私を見て笑ってるのも気づかずに。
「なにと迷ってるんだ?」
「う~ん、あのねぇ、あのミルフィーユとチョコプリン・・・」
ミルフィーユには私の好きなイチゴがたくさんのっていて、
チョコプリンは珍しいから食べてみたくて・・・
なかなか決められないよ~(泣)
「じゃあ、あのミルフィーユとチョコプリンください」
「かしこまりました」
私が迷っていると、璃紅は注文してしまった。
「え?璃紅?」
「半分にすれば、2つとも食えるだろ?