王子様なんてキョーミナイシ
金髪に、切れ長の目…。
180をゆうに越えるような、高い身長。
私の後ろに居たのは、裕に言う、『イケメン』だった。
「ふぇ…?」
初めて見るようなイケメン様に、私は興奮状態。
何々?!この人は何者っ?!
興奮した頭を覚ます為、頭をブンブンと振った。
ん…?
頭を振った時、遠くに、さっき倒れた女子が見えた。
気になったので、じーと見つめてみる。
他の女子の肩に掴まり、保健室へと向かっている。
…待って。