王子様なんてキョーミナイシ
私は、右手で、溢れ出てきていた涙を拭った。
まだ、何か悲しいけど、別にいいや!
難しい事はだい嫌い。
勝手に納得している私。
何か違和感を感じるけど、そんな違和感なんて、すぐに消えた。
あっ!!そういえば、今日、ちゃんと生き延びたんだから、記念にチョコプリン食べよう〜!
昨日、チョコプリンとても美味しかったし!!
「よし!!じゃあ、お母さんに頼んでおこう。」
私は、手に持っていた通学鞄からケータイを出し、今もまだ、一生懸命仕事を頑張っているだろう、お母さんに、『昨日のチョコプリン買ってきて』とメールした。
お母さんも忙しいから、頼んでいいのか分からないけど、今日は目の周りが赤くて、コンビニとか行くの恥ずかしいから、お母さんに頼むしか無かった。