王子様なんてキョーミナイシ
「ごちそうさま〜!!」
チョコプリンを二個も食べ、私はとても満足だ!!
あぁ〜あ!今日の晩御飯に、このプリンが20個位出たらなぁ〜。私、幸せすぎて、溶けちゃうかも。
あぁ〜!でも、そんな日もいいな!
色々な想像をしながら、晩御飯を食べるために、キッチンへと向かう。
普通なら、ご飯の後にデザートとして出すだろうけど、私にはそんなの関係ない。
「フッンフン!」
鼻歌を鳴らし、スキップをしながら、キッチンへ向かっていると、途中で会ったお母さんに、また怪しい目で見られた。
「あんた…大丈夫?」
「な…なにがよ!!頭が可笑しいとでもいうの?!」
「あら…。自覚あったの。」
お母さんとの、ちょっとしたじゃれあいに、目を細めた。
私…お父さんが居なくても、お母さんだけで幸せ。