王子様なんてキョーミナイシ
「ごちそうさまー!!」
美味しく食べ終わった後は、お風呂に入る。
私の日常も、こんな感じ。
今日も、遅刻と荒木の事以外では、すべて日常的だった。
そういえば今日、担任の、神崎美紀先生に、『あなただけは信じていたのに…』って泣かれてしまった。
私…責任重大だったんだ…って、初めて気づいた。
私今まで、クラスの中で、私だけ無遅刻無サボリだったから、自慢したかっただけなんだ。
周りの、期待の目なんて、気づかなかったし、気づこうともしなかった。
初めて、責任ていう物を…。
ん?何で私だけ遅刻したら泣かれるの?
…まぁいいや。
そんだけ、信頼されてるって訳でしょ。
私はそう意味を取り、寝る支度をした。