王子様なんてキョーミナイシ





家に帰って、チョコプリンを食べた。


私と同時に、お母さんが帰って来て、『今日は遅かったわね』とビックリしていた。





部屋に入って、美理に『大丈夫?早く良くなってね』とメールをし、宿題を終わらせた。



そして、またパジャマに着替えて、学校の用意をして、夢の中に吸い込まれる。




次の日も、美理は来なくて、そして、昨日と同じような日だった。




私の日常に変化が起きただなんて言ったけど、起きたのは、たったの1日だけで、すぐに、日常に戻った。





荒木を学校で見かける事も無く、幸せで、どことなく飽きてしまった日常が、それから3日間も続いた。



美理は、約一週間、学校に来なかった。





お見舞いに行っても、何故か留守で、会えなかった。
< 40 / 46 >

この作品をシェア

pagetop