王子様なんてキョーミナイシ





別に、テレビの前で言いふらされても、構わないんじゃない?

そう思ったけど、本当は怖い。


麻菜や、美理が離れて行くんじゃないかっ…て。




何故か、怖い…。







あの怖いお父さんが、また、私の元に来るんじゃないか…って。









「じゃ。」





荒木は、さっさと、去っていった。
< 45 / 46 >

この作品をシェア

pagetop