不良男にご用心
「・・絶対に好きになんかならない。」
「うん、そう思ってくれてた方がいいよ。今はね。」
金髪の手が私の髪に伸びる。
「その方がおもしろいから。」
そう言って金髪は私の髪に口づけた。
「あ、顔真っ赤になってる。」
「う、うっさい!」
こんなことされたことないんだもん!!
しょうがないじゃん!
「・・・本当はもっとあんたと一緒にいたかったんだけど、俺行かなきゃいけない所があるんだよね。」
「さ、さっさと行けばいいじゃん!」
私は一緒にいたくないんだから!